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動名詞

(B)不定詞のみを目的語にとる動詞

  目的語として不定詞のみをとる動詞については語呂合わせはありません。これらの動詞の方が、動名詞のみをとる動詞よりも馴染みがある動詞が多く、あえて覚えようとする必要もないということかも知れません。動名詞のみをとる動詞に比べると「前向き」な感じのする動詞が多いということも特徴です。具体的には以下の動詞です。
・want to -- (--したい),
・wish to -- (--したい),
・hope to -- (--したいと願う),
・decide to -- (--することに決める),
・promise to -- (--することを約束する),
・agree to -- (--することに同意する),
・refuse to -- (--することを拒否する),
・intend to --(--するつもりである),
・fail to -- (-- しない、--できない),
・pretend to -- (--するふりをする),
・mean to -- (--するつもりである),

 
動名詞と不定詞の両方を目的語にとる動詞

  動名詞と不定詞の両方を目的語にとる、という便利な動詞です。こういう動詞ばかりだと悩まなくていいですね。種類は少なく意味も限られています。
 
・begin 〜 (〜を始める)
・start 〜 (〜を始める) 
・like 〜 (〜を好む)
・love 〜 (〜を愛する) 
・prefer 〜 (〜をより好む)
・hate〜 (〜を嫌う)
・stand〜 (〜を我慢する) 

  語呂合わせでこんなのはいかがでしょうか。
 
「ハジメたらスキもキライもガマンせよ」
 
文法は好き嫌いを言わずに取り組もう・・なんちゃって。
 

動名詞と不定詞の両方をとるが意味が異なる動詞

  動名詞も不定詞もどちらも目的語にとることができるが、動名詞と不定詞とで意味が異なるという特徴のある動詞です。 

remember

・remember --ing は「--したことを覚えている」
・remember to V は( V は原形の動詞のつもりです)「 V することを覚えている」。
  違いが微妙で大差ないように聞こえるかも知れませんが両者は全く違います。
  remember --ing は既になにかの行為があって、その行為が起こったということを覚えているということですが、remember to V の場合は、まだ起こっていない行為について、それをこれからするということを忘れないでいるという意味です。
(A) I remember taking the drug.
    (その薬を飲んだことを覚えている。)
(B) I must remember to take the drug.
    (その薬を飲むことを覚えていなければならない。)
  最も大きな違いは、(A)の文の taking という行為は「既に行われている」のに対し、(B)の文の to take という行為は「まだ行われていない」ということです。

  動名詞の行為は既に行われていて、不定詞の行為はまだ行われていない、というこの違いは、このグループの他の動詞(のほとんど)に当てはまる特徴です。
  同じパターンの動詞が他にいくつかありますが次ページで。