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8. 動名詞

この単元の作成メモ
  動名詞という名前はいい名前ですね。「動詞」と「名詞」が 合体したものであることがよくわかります。
  どのような時に「動詞と名詞が合体したもの」が必要なのかという ことですが、それには名詞の文中での重要な役割 が関係しています。すなわち、名詞は文の要素である「主語」と「目的語」 (動詞の目的語と前置詞の目的語)になりますが、動名詞が必要になるのは動詞が文中で 主語になったり、動詞や前置詞の目的語になったり、あるいは補語になったりする場合なのです。
  例えば、「その犬は楽しい」という英語は、
The dog is fun.
  ということですが、主語の「その犬」が、もしも「その犬と遊ぶこと」であり、 全体として「その犬と遊ぶことが楽しい」にしたいとしたら、元の文の The dogの部分が「その犬と遊ぶこと」 という英語にならなければいけません。「遊ぶこと」という、動詞でありながら同時に主語であり、 主語=名詞だから名詞でもある、という表現を使わなければなりません。
  そういう時に、
  ジャジャーン!
と「動名詞」が登場するのです。
  ではどのように「動名詞」を作るのでしょうか。
  それはかなり簡単です。
動詞を 〜ing 形にします。play の動名詞 → playing という具合です。 ですから、「その犬と遊ぶことは楽しい」は、
Playing with the dog is fun.
となります。
目的語になっている例をあげましょう。
She enjoys playing with the dog.
彼女はその犬と遊ぶことを楽しむ。  
ここでは、playing with the dog が意味的にはひとかたまりになっており、 動詞 enjoys の目的語(O)の役割を果たしています。  
動名詞とは、動詞の 〜ing 形で、 「〜すること」という意味を持つもの。文中で、主語や目的語(動詞の目的語、前置詞の目的語)、補語になる。
  動名詞の基本は以上ですが、その他大切なことは、完了形の動名詞というものの 意味と役割、不定詞の名詞的用法との共通点と相違点、動名詞の慣用表現、 ということになるかと思います。